Oaktails - September 27, 2022

youtu.be

 

東京を中心に活動するハードコアバンド「Oaktails」のライブ映像を撮影してきました。
3台のカメラで撮影しましたが、1台トラブルで途中までしか録画されていません。

 

使用カメラは以下の通り

Sony ZV-E10Sony 18-105/F4

iPhone11

Surfora SF530

 

音声はZOOMのQ8のマイクのみ。

iPhoneとSurforaのカメラは固定でZV-E10は手持ちで撮影しました。

 

Oaktailsについて

音楽性は動画を見てもらえばわかるかと思いますが、激情ハードコア、叙情派ハードコア、カオティック、ポストロックをごちゃまぜにしたEMOTIVE HARDCOREバンドです。
ジャンルはなんとも形容しがたいですが、とてもかっこいい。

興味があれば彼らの活動ものぞいてみてください。

Oaktails

https://twitter.com/oaktails

https://linktr.ee/oaktails

撮影した感想

普段自分のライブを固定iPhoneカメラで撮影したり、iPhoneのカメラでサクッと撮影することはありましたが、こうして準備して撮影したのは初めてでした。
自分のライブより緊張します。

普段よく対バンするバンドで知った仲なので、ライブが始まれば、楽しく撮影できましたが、iPhoneで簡単に撮影するのと違い、ミラーレス一眼は難しい。

カメラ設定はISOは上限1250、F4固定、アクティブ手振れ補正。
F4でISO1250だと照明が暗いときは少し辛いです。
ただ、18-105mmは使いやすかった。
欲を言えばもっと明るくて広角で撮れるレンズ欲しいなぁ(笑)

こういうのとか↓

SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art A019 | Sony E(FE)マウント | Full-Size/Large-Format ミラーレス専用 

タムロン 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD ソニーEマウント用 (Model B070)

 

ところどころ、カメラワークがふわふわしています。
固定カメラに助けられた。
気が付くとボーカルの顔がフレームに収まっていなかったり、どうしても下からのあおりショットになってしまうのは悪い癖だなと思います。
あおりになっちゃうのは、腕の筋肉ないからだと思います(笑)

 

アクションカメラを初めて使いましたが、さすが、広く撮れますね。
安いカメラなのであまり期待してませんでしたが、照明が明るいときはちゃんと撮れてます。(多少のノイズや荒れは気にしない)

ただ音は割れ過ぎてて使いようがなかった。設定あるのかな?
音がまともならスタジオや自分のライブの記録用カメラとして最強かもしれない。

編集方法

初めてDavinci Resolveのマルチカム編集機能を使いました。

慣れは必要ですが、結構簡単ですね。

マルチカムクリップにする機能ですが、普通は「サウンド」で合わせるんですよね。

ただ、うまく認識されず、結局は自分で合わせることになりましたが、これがめちゃくちゃ大変。

本当はZV-E10の音声とQ8の音声を混ぜて使おうと思ってたんですが、うまく合わない場所があってQ8のみの音声を使ってます。

Davinci Resolve マルチカム

Davinci Resolveは無料版でも十分使える動画編集ソフトなので、動画編集ソフトに迷っていたらまずお試しを。
ただ、結構クセが強いと思うので、簡単な動画編集だったらFilmoraがおすすめです。

 

この動画もFilmoraで作りました↓

youtu.be

 

エフェクトやテンプレートをバンバン使ったのでわかる人には分かるかも。

まとめ

今回の撮影を通して得た失敗や反省を生かしてまたライブ映像撮影したいです。
次はカメラの固定方法をもうちょっと考えよう。

ライブ映像だけでなく写真にも挑戦したいです!

 

おまけ

YouTubeのサムネにするのに、いくつかスクリーンショットを動画から切り出しました。使う用途もあまりないのでここで供養します。

 

 

レコーディングの心得~ボーカル編

自分はハードコアやメタルコアバンドの経験が多いので少し偏っているかもしれません。

特にこういったジャンルでは、ポップスやロックと違い、ボーカルがメロディーを歌わず、叫びがメインです。

 

なので、歌モノのボーカルと合わないこともあるかもしれないと思って読んでください。

 

事前準備

リズムや歌いまわしを確定させておく

レコーディング前に歌いまわしを確定させておきましょう。

レコーディング中にああでもない、こうでもないとやるのは、大変非効率です。

そういったことをするのは非常にもったいないです。

 

特にボーカルの場合は、肉体的疲労が大きいパートということもありますし、時間的にも金銭的にも無駄です。

 

かっちりとプリプロができる場合は、そこでレコーディングしておいて確認、修正をします。

 

プリプロができない場合でも、スタジオでのリハーサルテイクを録音しておいてきちんと確定させておきましょう。

 

音源は残るものなので、少しでもベストな状態でいい音を録ってください。



歌詞カード

イマドキはスマホで歌詞を書くこともあると思いますが、歌詞はプリントアウトしておきましょう。

紙はマイクの後ろに養生テープなどで貼っておいて見ながら歌えるようにします。

 

また、紙ベースであることで、その場で他のメンバーと共有しやすいです。



体調管理

他のパートでも体調管理はもちろん重要ですが、ボーカルはもろに影響受けます。

狙った意図がない限り、寝不足や二日酔いは避けましょう。

 

また、タバコは、レコーディング中は控えたほうがいいと思います。

自分は喫煙者なので強くは言えませんが、やっぱり影響はあるので。

 

事前にストレッチなどで体を動かしておくのも忘れずに。

個人的にはサウナ後、体が伸びる感じがして叫びにも伸びが出ていいと感じます。

 

食事ですが、空腹がありすぎるのもまずいですが、満腹もまずいかと。

ラソン大会直前に大盛ラーメン食わないでしょ?

それと同じです。

 

後、お茶系は喉の油を流してしまう感じがしてNGです。

レコーディング前にファミチキの油が良いなんて話をしてたこともありますが、実際どうなんでしょうか?笑

 

体の事なので、やり方に向き不向きはあると思いますが、それぞれベストだと思う方法で体調管理をしてください。



マイク

マイマイクを持っている人も多いかと思いますが、多くの場合、ライブ用のダイナミックマイクだと思います。

 

レコーディングに使うボーカルのマイクはコンデンサーマイクが多いです。

 

特にこだわりがなければコンデンサーマイクにしましょう。

レコーディングスタジオの場合は、エンジニアさんがリファレンスマイク*としてお気に入りのコンデンサーマイクがあるはずなので、大人しくそれを使うのがいいです。

 

リファレンスマイク・・・基準になるマイク。これが定番です↓

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/55950/

 

超ざっくりですが、コンデンサーマイクの特徴は以下の通り

 

 

吹かれや湿気にも弱いので、叫びがメインなハードコアのレコーディングには不向きですが、それを解消するためにポップガードを使います。

 

こういった特徴のために、叫びをレコーディングするときは、ダイナミックマイクを選ぶこともあります。

結局コンデンサーで録ってもローカットをすることもあるので、だったら最初にダイナミックマイクでということもあるようです。

 

また、ハンドマイクがないと気分が乗らないボーカリストもいるようですが、ダミーとしてマイクを持つこともあるようです。

自分は実際見たことないですが。



レコーディング中

音の鳴るものを外す

コンデンサーマイクの場合は、想像以上に細かい音を拾います。

 

せっかくの良テイクなのにノイズが入るとそのテイクはボツです。

 

アクセサリーを外したりスマホはボーカルブースに入れないように。

どうしてもスマホを入れたい場合は、機内モードなどで。

シャカシャカした服とかも止めてください。

マイクとの距離感

特に意図がない限り、マイクとの距離は一定にしましょう。

マイクとの距離によってレベルも音質も変わります。

 

曲中にボーカルの音質が目まぐるしく変わるの聞いていてしんどいでしょう。

 

また、ライブではマイクのグリルを握ってる人もいると思いますが、あれ、最悪なのでやめましょう。

 

適切な距離を見つけて歌っているときはキープするように。

 

距離が決まったら足元に養生テープで立ち位置をつけておきましょう。

 

特に意図がない限りとはじめに書いたのは、わざと遠くで録って遠くで歌っている声を録るのも手法としてアリです。

エフェクティブな手法かも知れませんが。

この場合もマイクとの距離感は一定にしておきましょう。

休憩を適度に入れる

疲れが出てくると声の伸びやツヤがなくなってきます。

そんな時は、少し休憩を入れましょう。

 

ただその時は、そのパートが終わる場所やキリがいいところで。

サビの途中で、声質が変わるとかないように。

ブレスはどうする?

メタル・ハードコアの場合はあまりブレスが目立つことはないと思います。

オケがラウドなので入れてもほとんど聴こえないです。

ただ、一瞬のブレイク中にブレスだけ残すのもアリです。

 

パンクハードコアを聞いているとJ-POPを好んで聴かないことも多いと思いますが、改めて聴いてみるとブレスの使い方がめちゃくちゃカッコよくてハッとするときがあります。

終わりに

ボーカルレコーディングについて書いてみました。

今更なところやそんなの改めて書くか?っていうことばかりになってしまったかもしれません。

ただ、是非参考にしてほしいと思います。

レコーディングの心得~ギター編

今回は、ギターレコーディングで気を付けるべきポイントを書いていきます。

 

自分はギタリストなので、他の楽器に比べて書くことが多くなります。

ギターはバンドの花形楽器です。(だと思っています)

なので、ギタリストの個性を十分発揮できるレコーディングをしてギターが魅力的な音源を作って欲しいです。

 

なお、弦楽器なので、ベース編と被る部分も多いです。

機材選び

ギタリストは機材オタクが多いと思います。

ギターアンプは何を使うか

エフェクターは何を使うか

ギターは何を使うか

弦は?

その辺りの考え方やポイントを書いていきます。

ギターアンプ

アンプ、キャビネットを何にするかはギターの音のキャラクターを作るのに超重要です。

 

マイアンプ、マイキャビネットがある人はそれを使うのもいいですし、

レコーディングスタジオにはレンタルできるアンプもあります。

 

まず、 何のアンプが使えるか事前に確認しておきましょう。

もちろんそのアンプが楽曲に合うかも重要ですね。

 

リハーサルスタジオで自分でレコーディングするときは、音のヘタりがないかも重要です。

リハーサルスタジオのアンプは酷使されていることも多いので、マーシャルと一口に言っても個体差はあるので。

エフェクター

エフェクターもギタリストのこだわりなので、これを使いたい!というケースがあるでしょう。

ただ、ベーシックな音は出来るだけアンプ直が良いです。

特に歪系は、慎重に選んでください。

 

アンプ直に比べてエフェクターで歪ませると音のレンジが狭くなります。

 

ジャンルや出したい音にもよると思いますが、ハイゲイン系の音を出したい場合はやはりアンプの歪みを使うのがベストです。

 

メタルやハードコアではハイゲインアンプのゲインを下げ目にしてTS系(チューブスクリーマー)のオーバードライブでプッシュする方法が常套手段です。

 

これは個人的にはアリだと思います。

TS系でプッシュした音はアンプ直で録った音を加工してもなかなか出せるものではないです。

 

TS系+ハイゲインアンプで自分の音だ!という人も多いと思うので、是非レコーディングにも活かしましょう。

空間系やモジュレーションの掛け録り、後掛け

ディレイ・リバーブモジュレーション系はプラグインや外部のエフェクターで後からでも掛けられます。

 

後掛けの場合は、掛け録りに比べてより綺麗に、上品になります。

悪く言えば、あまりエグくなりにくいです。

また、調整も、し放題です。

ただし、後掛けの場合は自分の思ったように掛からない可能性もあるので、お気に入りのエフェクターがあれば掛け録りして使いましょう。

 

掛け録りにしてしまうと後で調整は難しいですが、良く言えば個性的に、悪く言えばチープになります。

また、ディレイ・リバーブの場合は、キャビネットから出る音を録るので、残響音の空気感までレコーディングされます。

 

どちらがいいかは、時間が許せば一度両方録ってみて傾向を感じてみてください。

 

前にレコーディングした時にフェイザーを掛けるパートがあったのですが、プラグインだとコンパクトエフェクターの雰囲気が出ずに、結局チープなギターシミュレーター用のプラグインが良かったなんてケースもありました。

あれは恐らく掛け録りした方が良かったのかもしれません。

 

また、ディレイ・リバーブはアンプのセンドリターンに入れるのが定石です。

ただ、インプット前に入れるのも特殊効果としてはアリです。

 

アンプを歪ませている場合は、残響音まで歪んでしまうので、グチャグチャになってしまいますが、そうでないと出せない音もあります。

 

自分のエフェクターボードには、アンプ前のリバーブとセンドリターンに入れるリバーブを二つ入れることがあります。

シューゲイザー的な轟音感を出したい時や単音トレモロピッキングのリードには重要です。

ギターは何を使うか

ギターは自分のギターを使いたいと思う人がほとんどだと思いますが、きちんと調整はしておきましょう。

弦高調整やオクターブ調整は最低限しましょうね。

 

また、ベーシックな音はレスポールで、ソロやクリーンはストラトで。なんてことも出来ますね。

ライブではこんなこと出来ないですが音源制作ならではの楽しさです。

弦交換

レコーディング前は弦交換しましょう。

やはり弦交換したてのギターの音は気持ちいいものです。

また、死んだ弦だとチューニングも安定しません。

 

経験談ですが、ピックスクラッチをレコーディングするとき、エリクサーのようなコーティング弦だと綺麗なピックスクラッチ音が録れなかったです。

アーニーボールにしたらギラギラした綺麗なピックスクラッチ音を出すことが出来ました。

 

普段エリクサーを使っている人でピックスクラッチ音をレコーディングしたい人は一度コーティングされていない弦を使ってみることをおすすめします。

 

アンプシミュレーターはどう?

やっぱりマイク録りしたアンプの音って良いです。

ただ、録り方によってクオリティが変わるので、下手にマイク録りするくらいならアンプシミュレーターもありだと思います。

 

AXE FXやKemperなどのハードウェア、AmplitubeやBIAS FXなどのプラグインなど選択肢は広いです。

 

機会があればこれらの記事も書きたいと思います。



音作り

準備が終わったら実際に音作りをしていくわけですが、出来るだけ自分の出したい音、レコーディングしたい音をアンプから出すようにします。

レコーディングをしてミックスの段階でEQを使って必要のない帯域を削ることがありますが、EQをすればするほど音は悪くなります。

 

可能な限り録りの段階で、ベストな音作りをすることが大事です。

録った後のEQでは、カットができますが、存在しない音はブーストできません。

 

アンプ側で極端なEQ設定にしないようにする方が安全かもしれません。

 

ギターの録り音は、マイクの選択や位置でも大きく変わります。

レコーディングスタジオの場合は、エンジニアさんと相談しながら音作りを進めていってください。

 

自分達で録る場合は、マイキングを試行錯誤しながら進めていくのも楽しいです。

 

また、ギタリストが二人いる場合は、もう片方のギタリストとコンセンサスを取りながら音作りしましょう。

 

どれくらい歪ませるかは後で調整できない部分だと思ってください。

 

ベーシックなギターを左右に置くことが多いメタルやハードコアの場合は、左右の音を合わせることも重要です。

歪み感、EQ感が合っていた方が綺麗だと思います。

 

他のパートでも同じですが、レコーディングの時点から完成した音源を想像しながらレコーディングしましょう。



レコーディング中

準備が終わったらいよいよ、レコーディングしていきましょう。

とその前にチューニングです。

チューニング

超基本にして超重要なチューニングです。

演奏に集中して忘れないように。

毎回するくらいの気持ちでもいいと思います。

 

せっかくいい演奏が出来たのにチューニングが狂っていて録り直しなんてことがないように。

 

白玉フレーズの時は弦を抑えた状態でチューニングすることもあります。

過去にフレーズ毎にチューニングするとかもありました。

それくらい白玉はチューニングの濁りが気になるので。

抑え方、ピッキングの仕方でも音程はズレます。

 

神経質になりすぎると辛いですが、ピッチがバシッと合っているギターは気持ちがいいものです。

ミュートのススメ

余弦ミュートが上手なギタリストは必要ないかもしれませんが、なかなかそうもいかないでしょう。

そんな時は、テープで演奏に必要のない弦をミュートしてしまいましょう!

 

あまりベタベタするものだと、弦が汚れてしまいます。

 

自分はこういったものを使っています。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/248430/

 

邪道かもしれませんが、レコーディングならではのテクニックなので紹介させてもらいました。

 

終わりに

ギターに関しては、まだまだ書けることがあると思いますので、思いついたら別記事や本記事を修正していきます。

ギターは多くのバンド音楽で花形なので、是非いい音でレコーディングしてもらいたいです。

また、レコーディングの予算や時間も限られていると思いますが、出来るだけそのプロセスも楽しんで欲しいです。

次の記事ではボーカルについて書いていきます。

レコーディングの心得~ベース編

今回の記事では、ベースレコーディング時に注意すべきこと、ポイントを書いていきます。

 

ベースは、楽曲の低音域を支える重要なパートです。

ローが安定している楽曲は聞いていてクオリティが高いと感じられるはず。

しっかり楽曲を支えましょう。

 

ルート音を把握すべし

ベースはコードのルート音を担当することが多いです。

なので、楽曲のコードのルート音をしっかり把握しておくべし。

当たり前かもしれませんが、意外とバンド内でコンセンサスが取れていないこともありますよ。

 

自分が関わった音源にも実は、ベースのルート音が間違ってしまっているところがあったりします(笑)

また、レコーディング中に気づいてベーシストに修正してもらったこともあります。

 

是非皆さんはこんなことがないように、レコーディング前にしっかり確認しておきましょう。

 

レコーディング前にプリプロをしておくのもいいですね。

 

どんな録り方にするのかではなく、どんな音が出したいか

ベースのレコーディング方法にはライン録りとアンプ録りがあります。

どっちにしたらいいのか分からない場合は、エンジニアさんに「こういう音にしたい」と事前に相談しておきましょう。

最適な方法を提示してくれるはずです。

 

マイアンプ(プリアンプ)のこの音が欲しい!と明確にある場合は、それを使うのも大ありです。

ベーシストの個性にも繋がりますしね。

ただ、その場合もラインで録っておくと後でリアンプする選択肢もできます。

 

本職のエンジニアでないので、想像ですが、

恐らくエンジニアさん的には、ラインで録りたいはずです…

後で加工しやすいので。

 

ライン録りの場合はベース本体のキャラクターがモロに反映されます。

バンドの楽曲や出したい音に最適なベースを使いましょう。

 

(ゴリゴリのメタルコアリッケンバッカーは使わないでしょ?)

 

また、ベーシストの中には、DIに拘りがある人もいると思います。

明確にこのDIが使いたいというのであれば、アンプと同じように使っても良いですが、

その場合も、エンジニアさんと相談しましょう。

結果レコーディングスタジオにある高価なDIの方がいいというケースも多々あるので。



良質なシールドを使え

シールドが問題ないか確認しておきます。

長すぎるのもNGです。

ライン録りの場合は、ベース本体と共に大事な要素なので、ここでケチってはだめです。

また、良質なシールドをレコーディング前に探すのも楽しいと思います。

 

間違えても気にするな!?

多少間違えても一度曲を演奏しきりましょう。

内容によっては、間違えた部分を録り直しできます。

この時、プロデューサー的な役割のメンバーがミスしたポイントが分かる場合は、止めずにどの部分かメモしておくといいでしょう。

 

ベーシスト自身が曲全体のテイクを確認するときは、その場所で再生を止めずに録り直したいポイント(再生位置)を紙にメモしておきます。

 

その場で止めてしまうと、曲全体が把握出来ません。

これは、他の楽器でも同じです。

チューニングはこまめに

レコーディング中はチューニング魔になりましょう。

 

濁った音源にならないようにするためにチューニングは超重要です。

毎回チューニングを確認してもいいくらいです。

 

関連して弦交換もしておきましょう。

ギターと違って、ベースは頻繁に変えない人も多いと思いますが、やっぱり新品の弦の方がチューニングは安定します。

新品のギラギラ感を出したくない場合は、少し弾いておくか、ギラギラ感が少ない弦を選ぶのもいいでしょう。



演奏終わりは気を緩めず

ドラムのところでも書きましたが、曲終わりのサステインもレコーディングしています。

気を抜かず、ノイズが入らないようにしてください。

 

終わりに

いかがでしょうか。ベースは多くの音楽にとって低音部分を担う重要パートです。

低音が安定しているミックス自体も安定してきます。

是非参考にしていいベースを録音してください。

 

次の記事では、ギターレコーディングについて書きたいと思います。

レコーディングの心得~ドラム編

今回は、レコーディングの心得としてドラムのポイントを書いていきます。

 

自分の担当パート以外は、分かる範囲やこれまでの経験で感じたことが中心なので、

ギター以外は適当かもしれません(笑)

 

この記事では、ドラムについて書いていきます。

 

そもそもドラムは録る?打ち込み?

イマドキのドラム音源はクオリティが高いので、レコーディングをするときに打ち込みの選択をするバンドもいます。

打ち込みにするのも一つの選択肢だと思います。

ドラムを録るか打ち込みにするかで予算も大きく変わるのでバンド内でよく話しておきましょう。

 

ちなみにおすすめのドラム音源はこれです。

 

・Addictive Drums2

https://www.soundhouse.co.jp/search/index?search_all=Addictive+Drums+2&i_type=a

 

・Superior Drummer3

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/242273/

 

あと、有名どころだとBFDなどもありますね。

MODO DRUMも面白いです。

 

メンバーが叩かなきゃダメだ!というバンドも絶対いると思います。

というかそれが正しいと思ってます。

 

そういう場合は、実際にドラマーが叩いてレコーディングしましょう。



レコーディング前の準備

バンドで一発録りでなく、バラバラに録る場合は、ドラムが最初のレコーディングになるケースがほとんどです。

ドラムは楽曲の骨組みを支える重要なパートです。

 

クリックを使う場合は、バンドで決めたBPMに合わせてきちんと練習しておきます。

 

ギターやベースと違って肉体面の疲労もあると思うので、一日に何回もできるものではないので、1、2テイクで決めるぞという心意気でいきましょう。

 

また、ベースやギターは、ここで録ったドラムに合わせてレコーディングしていきます。

リズムがよれてしまうと非常に弾きにくいです。(もちろんクオリティも…)

 

もちろん、エディットでタイミングを調整することもできますが、良い音で、可能な限りリズムもベストな状態の録り音を目指して頑張ってください。



曲の前後

意外と忘れがちなのが、曲の始まりと終わり方。

普段ライブではドラムのカウントで入っている曲で、カウントを入れるか。

 

フィルインで入る曲ではフィルインも含めて楽曲という認識があると思いますが、

スティックやハイハットのカウントで入る曲ではカウントを入れないという選択肢も大アリです。

この辺りはバンドできちんと事前に決めておきましょうね。

 

叩き終わったあとも気を緩めず大人しくしておきましょう。

サステイン(余韻)もレコーディングをしています。

この時にノイズが入るとせっかくの良テイクも台無しです。

また、できるだけ伸ばしておいた方が後々有利です。(短くすることはできるけど、長くするのは難しい)

 

録り方

自分が経験したレコーディングではドラムは様々な録り方をしました。

 

ベースと一緒に録る方法。

ベースはライン録りをすることも多いので、同じ空間にいてもほとんどカブりを気にせず一緒にレコーディングできます。

 

リズム隊のグルーブや空気感は大事なのでアリな方法ですね。

時短にもなります。

 

ドラム録り後にがちがちにエディットする方法。

文明の利器すげー!となったのが、この方法です。

 

ドラムをレコーディングした後にリズム調整をエンジニアさんにきっちりやってもらいました。

この時は本来のBPMから5くらい下げてレコーディングしました。

そこからタイミングを修正して本来のBPMやノリを作っていきます。

 

正直、この後のパートのレコーディングが感動レベルで楽でした。

もちろんクオリティも。

 

ただし、予算もかなりかかります。

エンジニアさんの労力もえげつないと思うので、レコーディング前にきちんと相談して聞いてみましょう。

 

終わりに

ドラムは、楽曲の骨組みを支える重要な役割があります。

レコーディングの始まりの狼煙を上げる重要なパートでもあるので、しっかりいい音で録れるようにしてみてください。

次の記事では、ベースのレコーディングについて書いていきたいと思います。

レコーディングの心得~レコーディング準備編~

バンドとしてではなく、DTMerとして個人で音源制作している方もたくさんいらっしゃいます。

 

今回の記事では、私がバンドマンとしてこれまで携わった音源制作の経験を踏まえて、レコーディングするときの心得を記していきます。

正直、正解がある世界ではないですし、このやり方や考え方がすべてではないと思っています。

ただ、バンドでのレコーディングは初めてだという方や、自己流でやっている方に参考にしてもらえると嬉しいです。

 

今回は、レコーディング前の準備編です。

 

レコーディングの準備は、シチュエーションで大きく変わってきます。

バンドとしてレコーディングする、

個人で音源制作する、

レコーディングスタジオで録音する、

DAWで自分たちでレコーディングするときなど、

様々なケースが考えられますが、今回はバンドでレコーディングするときのポイントを経験を踏まえて記していきます。

 

バンド内でのコンセンサス

 

バンド内で、意見を一致させておきましょう。

例えば、何曲録るのか。どんな音質にしたいのか。リリースの仕方、曲のBPMなどなど。

思いつく限りメンバー内で話し合って確定させておきましょう。

 

これらのことは、当たり前だと思われるかもしれませんが、意外と忘れられがちなこともあります。

レコーディングが始まると決断の連続です。

そういう時にスムーズに進めるようにできるだけ、バンド内で決められることは決めておきましょう。

 

特に、レコーディングスタジオに頼んでレコーディングするときは、スタジオのお金も時間も限られています。

エンジニアさんとのやりとりをスムーズにして、できるだけ音楽を良くする時間を作った方がクリエイティブです。

 

また、可能な限り、プリプロを行っておくことも良いでしょう。

レコーディングの練習にもなる、フレーズの確認ができるなど、いい音源作りにかなり役に立ちます。

 

プリプロのお手伝い程度なら自分でもできると思うので、知り合いの方、興味があれば、ご一報ください。

 

プロデューサー的なメンバーを決める

ここでいうプロデューサーは、意思決定を任せる人です。

 

出来るだけ俯瞰でバンドや楽曲を見られる人が適任です。

バンドリーダーとして、メンバーに気を配れる人や、曲作りの中心にいる人もいいですね。

そもそも自分のプレイ以外にあまり興味のないバンドマンもいます(笑)

(これはそういうメンバーが良くないということではないです。

プレイヤー志向が強いメンバーがいるのもそのバンドの強みだったりします。)

 

プロデューサー的な役を担えるメンバーをレコーディングが始まる前に決めておきましょう。

 

プロデューサー的なメンバーって何やるの?

 

音楽プロデューサーをwikiで調べると、以下の記載がありました。

 

「レコードやCD・LD などの音源制作や、コンサートや映画などの企画で音楽制作面全般を指揮する役割の職名である」

 

実際には、マーケティングや制作現場での指揮、交渉などを行うようですが、ここで書くのは狭い意味です。

 

具体的に何をするかというと、以下の通りです。

  • エンジニアさんとのやりとり(連絡係)
  • OKテイク、NGテイクの判断

 

バンド内で決めた方針に基づいて、その場その場で判断を下せる人にしましょう。

 

バンドメンバー全員揃って全日程レコーディングってなかなかないと思うので、ちょっとしたトラブルの時に意思決定をする人は必要です。

また、わかる範囲で決めていても、いざ録り始めて「ここはどうすればいいんだろう」というケースやトラブルに直面することは多いです。

 

もちろん、この役割を持っているメンバーは、自分のレコーディング日以外にも立ち合いましょう。

 

また、演奏をしていて、明らかにミスった場合や、演奏者がもっと良くできると思えば、録り直しすると思いますが、

このテイクはOKかNGか、演奏者本人で判断がつかないケースもあります。

 

例えば、いくら粘ってテイクを重ねても、これ以上は良くならないポイントがあります。

数テイク録ってみて違いが分からないようなら、適当に切り上げて次に進むことも重要です。

その方が全体を見たときに良かったりします。

 

演奏者はどの部分が「もう一歩」なのか自覚して、自身のプレイの改善点としてこれから練習していきましょう。

レコーディングは自分の練習場所ではありません。

 

また、ボーカルやドラムは肉体的な疲労も大きいので、あまり、そういう箇所箇所に入れ込みすぎない方がいいです。

こういったテイクの判断をプロデューサー的なメンバーがしてあげましょう。

 

また、逆にメンバーの性格的に「これでいいや」とサクサク進めてしまう人もいます。

(私は割とこのタイプです…)

そういう人には「このテイクも良かったけど、もうちょっと良い演奏ができるはず。もう一回行こう」と声かけしてあげましょう。

その時、どういうポイントがもっと良くなりそうか、良くするべきか、出来るだけ具体的に伝えてあげます。



余談ですが、自分が参加したレコーディングでは、この役周りをすることが多くて、特にOKテイクの判断が自分で難しいことがありました。

 

そういった場合は、もう一人、別のメンバーがいると心強いです。

自分の場合は、ギターなので、もう一人のギタリストにいてもらえると心強いです。

 

エンジニアさんときちんとコミュニケーションが取れている場合は、エンジニアさんに意見をもらうのもいいですね。

 

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。

レコーディングって予算も時間も使うので、できるだけスムーズにいきたいものです。

ただ、音源が出来上がっていくワクワク感は音楽活動の醍醐味ですので、是非みなさん、楽しんで音源を作ってみてください。