レコーディングの心得~ドラム編
今回は、レコーディングの心得としてドラムのポイントを書いていきます。
自分の担当パート以外は、分かる範囲やこれまでの経験で感じたことが中心なので、
ギター以外は適当かもしれません(笑)
この記事では、ドラムについて書いていきます。
そもそもドラムは録る?打ち込み?
イマドキのドラム音源はクオリティが高いので、レコーディングをするときに打ち込みの選択をするバンドもいます。
打ち込みにするのも一つの選択肢だと思います。
ドラムを録るか打ち込みにするかで予算も大きく変わるのでバンド内でよく話しておきましょう。
ちなみにおすすめのドラム音源はこれです。
・Addictive Drums2
https://www.soundhouse.co.jp/search/index?search_all=Addictive+Drums+2&i_type=a
・Superior Drummer3
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/242273/
あと、有名どころだとBFDなどもありますね。
MODO DRUMも面白いです。
メンバーが叩かなきゃダメだ!というバンドも絶対いると思います。
というかそれが正しいと思ってます。
そういう場合は、実際にドラマーが叩いてレコーディングしましょう。
レコーディング前の準備
バンドで一発録りでなく、バラバラに録る場合は、ドラムが最初のレコーディングになるケースがほとんどです。
ドラムは楽曲の骨組みを支える重要なパートです。
クリックを使う場合は、バンドで決めたBPMに合わせてきちんと練習しておきます。
ギターやベースと違って肉体面の疲労もあると思うので、一日に何回もできるものではないので、1、2テイクで決めるぞという心意気でいきましょう。
また、ベースやギターは、ここで録ったドラムに合わせてレコーディングしていきます。
リズムがよれてしまうと非常に弾きにくいです。(もちろんクオリティも…)
もちろん、エディットでタイミングを調整することもできますが、良い音で、可能な限りリズムもベストな状態の録り音を目指して頑張ってください。
曲の前後
意外と忘れがちなのが、曲の始まりと終わり方。
普段ライブではドラムのカウントで入っている曲で、カウントを入れるか。
フィルインで入る曲ではフィルインも含めて楽曲という認識があると思いますが、
スティックやハイハットのカウントで入る曲ではカウントを入れないという選択肢も大アリです。
この辺りはバンドできちんと事前に決めておきましょうね。
叩き終わったあとも気を緩めず大人しくしておきましょう。
サステイン(余韻)もレコーディングをしています。
この時にノイズが入るとせっかくの良テイクも台無しです。
また、できるだけ伸ばしておいた方が後々有利です。(短くすることはできるけど、長くするのは難しい)
録り方
自分が経験したレコーディングではドラムは様々な録り方をしました。
ベースと一緒に録る方法。
ベースはライン録りをすることも多いので、同じ空間にいてもほとんどカブりを気にせず一緒にレコーディングできます。
リズム隊のグルーブや空気感は大事なのでアリな方法ですね。
時短にもなります。
ドラム録り後にがちがちにエディットする方法。
文明の利器すげー!となったのが、この方法です。
ドラムをレコーディングした後にリズム調整をエンジニアさんにきっちりやってもらいました。
この時は本来のBPMから5くらい下げてレコーディングしました。
そこからタイミングを修正して本来のBPMやノリを作っていきます。
正直、この後のパートのレコーディングが感動レベルで楽でした。
もちろんクオリティも。
ただし、予算もかなりかかります。
エンジニアさんの労力もえげつないと思うので、レコーディング前にきちんと相談して聞いてみましょう。
終わりに
ドラムは、楽曲の骨組みを支える重要な役割があります。
レコーディングの始まりの狼煙を上げる重要なパートでもあるので、しっかりいい音で録れるようにしてみてください。
次の記事では、ベースのレコーディングについて書いていきたいと思います。